小休止
聞いてみると、なんと小説を書いているんだとか。今小説が1万文字を超えたとなんだかとても嬉しそうに報告をしてくれました。
どんな内容かはわかりませんが小説が完成したら読ませてもらうっていう約束しました。
今からどんな話なのか、とっても楽しみにしております。
妹はそういうアクティブなところがあってとても羨ましいなぁ、と思うとともに、尊敬をしています。私はそこまでアクティブに出来ないので、すごいなぁと思うんです。
小説7
それは不思議な光景だった。
外の月の灯が部屋をほのかに 照らし出していて、
扉の足元に小さな小さな人影が見えた。
まどろんでいた私はその小さな人影を見た瞬間どんどん目が覚めていった。
(ベッドの下に住んでいる人たちだ!)思わず声を出しそうになったがすんでのところで息を飲み私は寝ているふりを続けた。
髪の毛が逆立つのがわかる。けれども、ここで起きたら絶対に正体が掴めなくなる気がして、ぐっと寝たふりをした。
小さな人影はしばらく部屋の外でごそごそと何かをしていたが薄目を開けて見ていると1列になってこちらに向かってくるのが見えた。
何と表現したらよいのだろう、絵本に出てくるような可愛らしい小人というような風貌ではなくどちらかというとながひょろい、八頭身の人間のような変な形をしていた。
小説6
小説5
小説4
小説3
お母さんが、真っ白い鳥を買ってきた!!
大きくて、見たことがないくらい大きい。
名前はお母さんがすごく長い名前をつけてたけれど、覚えられなくて白って呼んでる。
私の為にって言ってたけれど、白は完全にお母さんの鳥って感じ。
私は触っちゃいけないし、私は餌をあげちゃいけない。
鳥かごを、覗く時はそーっと。
私は仲良くなりたかったんだけど、話しかけると「変な言葉を覚えさせちゃだめっ!」ってお母さんがうるさい!!
仕方ないから、私は学校から帰る途中の雑草を内緒で白にあげることにした。
シロツメクサ、タンポポ、ホトケノザ…、空き地ならたくさんあるから取り放題だけど、お母さんにばれるとうるさいから、1日1本。
私からは白の顔は見えないけれど、よろこんでくれているといいなぁ。
小説2
私のベッドの下の住人は、とてもお喋り。
誰に言っても、信じてもらえないけれど、夜寝る時に耳を澄ませると、いつもお喋りが聞こえるの。
最初は、虫か何かが喋っているのかな?と思って、ベッドの下の埃を大掃除したんだけど、効果なし!小人が妖精か、そんなものが住んでいるのかな。
親友の いっちゃんは、私が寝ぼけているんだよっていうし。
お母さんは、夢を見ていたのよってていうし。
夜中のヒソヒソ声は、殆どがよくわからないことばかりだけど、時々お父さんのことや、お母さんのこと。
それに、時々私のことも噂しているみたい。
私のことは、チーちゃんって呼ばれてる。
夜寝る時にいっつもうるさいなー!って思うんだけど、一つだけいいことがあるの。
明日の天気が知りたい時、小声で「明日の天気はなんですか?」って聞くと、必ず答えてくれる!
「アメデスヨ」「ハレデスヨ」「カゼツヨイ」
この天気予報は、今までに一度も外れたことがないから、便利。
でも、他のことは話しかけてもなーんにもこたえてくれないんだよねぇ。