小説3
お母さんが、真っ白い鳥を買ってきた!!
大きくて、見たことがないくらい大きい。
名前はお母さんがすごく長い名前をつけてたけれど、覚えられなくて白って呼んでる。
私の為にって言ってたけれど、白は完全にお母さんの鳥って感じ。
私は触っちゃいけないし、私は餌をあげちゃいけない。
鳥かごを、覗く時はそーっと。
私は仲良くなりたかったんだけど、話しかけると「変な言葉を覚えさせちゃだめっ!」ってお母さんがうるさい!!
仕方ないから、私は学校から帰る途中の雑草を内緒で白にあげることにした。
シロツメクサ、タンポポ、ホトケノザ…、空き地ならたくさんあるから取り放題だけど、お母さんにばれるとうるさいから、1日1本。
私からは白の顔は見えないけれど、よろこんでくれているといいなぁ。