犬のしっぽつかまえた

ブログ書いてみました

小説2

私のベッドの下の住人は、とてもお喋り。
誰に言っても、信じてもらえないけれど、夜寝る時に耳を澄ませると、いつもお喋りが聞こえるの。

最初は、虫か何かが喋っているのかな?と思って、ベッドの下の埃を大掃除したんだけど、効果なし!小人が妖精か、そんなものが住んでいるのかな。

親友の いっちゃんは、私が寝ぼけているんだよっていうし。
お母さんは、夢を見ていたのよってていうし。

夜中のヒソヒソ声は、殆どがよくわからないことばかりだけど、時々お父さんのことや、お母さんのこと。
それに、時々私のことも噂しているみたい。
私のことは、チーちゃんって呼ばれてる。

夜寝る時にいっつもうるさいなー!って思うんだけど、一つだけいいことがあるの。
明日の天気が知りたい時、小声で「明日の天気はなんですか?」って聞くと、必ず答えてくれる!
「アメデスヨ」「ハレデスヨ」「カゼツヨイ」
この天気予報は、今までに一度も外れたことがないから、便利。

でも、他のことは話しかけてもなーんにもこたえてくれないんだよねぇ。