犬のしっぽつかまえた

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叔母の恋人

彼は別に嘘つきではないのだけれど…
いかんせん、話に信ぴょう性が無い。
何を話していても、「それは本当かな?」と思ってしまう。
それは、なぜなのかなと考えていたのだけれど、理由の一つは、
自分の信じたいことしか信じないというバイアスが人よりも強くかかっているから。
 
彼の中で本当であれば別に嘘を付いている訳じゃないんですよね。
ただ、その思い込んでいる本当がほかの人とずれていたり、現実と異なっていたりする。
 
とんちんかんなことを最もなことのように話しているのを見るのは、
なんというか…なんて声をかけたら良いのか分からなくなってくるね。
もっとも、自分が親しい人であれば、何か声をかけてあげるべきなのだろうけれども
見たところによると、そういう親しい人も居なくなってしまったようだ。
 
40代なのだろうけれども、私にはもう彼は老人にしか見えない。
それも、悪いタイプの老人。
でも、彼が今日も生きているかどうかだけを見ていたくなってしまう。